<ワインの旅> セントラルオタゴの父、アラン・ブレディ
ニュージーランドは世界でも指折りの素晴らしいピノ・ノワールの産地のひとつ。中でも北島のマーティンボロと南島のセントラル・オタゴは2大銘産地として名高い。
セントラル・オタゴの歴史はアラン・ブレディから始まった。アイルランド出身で新聞記者をしていた彼は1978年にセミ・リタイアをしてギブストンに移住。1981年に趣味でブドウ畑を開墾し、84年にセントラル・オタゴ初のピノ・ノワールを植樹。その後ギブストン・ヴァレー・ヴィンヤーズを設立し、87年にピノ・ノワールをリリースした。
ワインはイギリスの評論家に高く評価されたり、ロンドン・インターナショナル・ワイン・チャレンジのピノ・ノワール部門でゴールドメダルを受賞。まったく無名だった「セントラル・オタゴ」の名を一躍世界に知らしめた。
ギブストン・ヴァレー・ヴィンヤーズは大成功を収め、レストランやギフトショップも併設するように。アランは小規模に自分の好きなワインを造りたいと、ギブストンを去り1998年にマウント・エドワードを設立。2004年に引退したが、2006年に復帰してワイルド・アイリッシュマン・ワインズを設立。80歳の今も、オーナー、栽培家、ワインメーカー、セールス・マネージャー、掃除夫 (!)として現役で活躍している。
Alan Brady
アラン・ブレディ
Wild Irishman Wines
ワイルド・アイリッシュマン・ワインズ
New Zealand / Central Otago
ニュージーランド / セントラル・オタゴ
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