2021.04.15 12:08五十音でめぐるワインの旅 「け」警官に踏み込まれた冬の日/フランスBC、ADってあるじゃないですか。Before Christ, Anno Domini。東の果てに住む私まで、なんでたったひとりの誕生日につき合わされにゃならんのだ、と思うことがあります。まあ最近はBefore Corona After Coronaという使い方もあるようですが。...
2021.04.08 11:32五十音でめぐるワインの旅 「く」クラフトビールを木組みの家で / チリビールがアルコールだと気づいたのっていつですか?いやもちろんビールはアルコール飲料なんですが、わたし30歳くらいまで何杯のんでもビールで酔うということがなかったんですよね。今ですか?ハイ、しっかりわかってますあれはアルコールです。歳を取るってツライわ。これまでベルギーやドイツでも...
2021.04.06 05:14五十音でめぐるワインの旅 <き>キンツハイム村のシャトーにて / フランス(すいません今回は思いっきり自分全開ネタです😅)みなさんもちろんご存知ないと思うんですが、わたしConfrérie Saint-Etienne d'Alsace ―アルザスワイン騎士団― の日本代表なんです実は。
2021.04.02 04:17五十音でめぐるワインの旅 <か> 牡蠣とアイラモルト / スコットランド三半規管が死ぬほどよわい。子どもの頃はブランコで遊べなかったし、遠足のバスは最前列が定位置、高校を卒業するくらいまでタクシーのそばを通っただけでえづいてた。急行電車で途中下車せず目的地まで行けるようになったのはハタチを過ぎてたと思う。三半規管が完成する前に人類としての進化が止まっ...
2021.03.26 02:30五十音でめぐるワインの旅 <お>オリュンピア/ギリシャいつも思うんですがギリシャは遺跡の扱いがぞんざいすぎませんか?パルテノン神殿にしてもクレタ島のクノッソス宮殿にしても、近付き放題、さわり放題じゃないですか(いやおさわりはダメなのかもしれないけど、でもロープ張ってないし係員もいないし)いやちょっと待って、これ歴史の教科書に出てたや...
2021.03.21 10:03五十音でめぐるワインの旅 <え>エリーチェのシチリア菓子/イタリアえ エリチェのシチリア菓子 / イタリア 豪勢な食生活とはほど遠い修道院が作ったものが、時をこえて今も多くのグルメに愛されているんだからすごい。クロ・ド・ヴージョのワインとかシャルトリューズのリキュールとか、日本では北海道のトラピスト教会のクッキーやバターとか。シチリアにもありま...
2021.03.12 02:56五十音でめぐるワインの旅 <う>ヴェネチアのワイン/イタリア はじめて訪れたヴェネチアでの夕暮れ。ゴンドリエが歌う「サンタルチア」を聞きながらためいき橋をくぐったとき、「リトル・ロマンス」よろしくキスするのも忘れ、わたしはアドリア海を前に目をハートにしていた。ごめんヴェネチア、今まで「けっ、どーせ観光地観光地した場所なんでしょ」なんて思っ...
2021.03.11 08:08五十音でめぐるワインの旅 <い> 遺跡 / アルメニア世界最古のワイン遺跡はジョージアにあると多くの人が思っているだろうし、今はそれは正しいのだが、実は2011年からの6年間、さらに古いジョージアの遺跡が2017年に発見されるまで、最古の遺跡の所在地はアルメニアだった。アレニ1と名付けられた洞窟にある、紀元前3800~4000年前の...
2021.02.25 10:35<ワインの旅> 5アサ―ドを楽しむアルゼンチン アルゼンチン料理といえば「アサ―ド」!2015年にアルゼンチン・ワイン・アワードの審査員として行ったときにも、アサ―ドをたっぷり楽しみました。しかも牧場で!焼き方も豪快!パリージャという大きな網にどんどんお肉を乗せていきます。
2021.01.22 07:32<ワインの旅 3> Gal Tibor ガール・ティボル ハンガリー / エゲル地方「ぼくは200歳まで生きる!」 ガール・ティボルは真顔で言った。レンジ・ローヴァーでさえ登るのが困難なほどの道なき道の果てにたどり着いたのは、エゲル地方でもっとも温暖な南西向きの斜面。しかしブドウ畑があるのは半分ほどで、あとは雑木林のまま。丘陵地帯のエゲルには、社会主義時代、耕作...